歌う時に発声ばかりに気を取られがちですが、実はブレス、息のコントロールが表現する上では非常に大切なのです。
「上手いな~」と思わせる歌手は、ブレス使いが抜群にうまいです。
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歌う上でのブレスの役割には次のようなものがあります。
・ブレスの場所(息継ぎの場所)により歌詞の表現が豊かになる
・ブレスの場所(息継ぎの場所)によりリズム、グルーブが生まれる
・ブレスを混ぜることにより歌声の表現が豊かになる
などなど、実は歌の表現の大切な役割を果たしています。
今日はまず
「ブレスの場所(息継ぎの場所)により歌詞の表現が豊かになる」についてお話します。
レッスンしていて、生徒さんの歌の息継ぎのポイントがおざなりだなと感じることがあります。
これは「息が続く限り歌って苦しくなったら吸う」と思っている方が多いからだと思います。
息を吸うために歌詞を飛ばしてしまう方もいらっしゃいます。
いえいえ、歌詞が伝わってこその歌ですから!
息継ぎのポイントは、歌詞やメロディが一番生きる所で決めます。
一度歌詞を書き出してみて、朗読してみることをおススメします。朗読すると、歌詞の意味や文の流れから息を継ぐ場所が分かりやすいと思います。
次にメロディに当てはめてブレスの場所を調整して歌詞にブレスマークVを書き込みましょう。
休符に当たる部分ではゆっくり吸えますが音符が続く場所ではすばやく吸う必要があります。
息を吸うために歌詞を飛ばしてはいけません。
息をゆっくり吸う、すばやく吸うというテクニックも必要になってきますね。
実は正しい息継ぎが出来ないのが原因の方も多いのではないでしょうか?
次回は正しい息継ぎの仕方についてお話したいと思います。
ブレス使いがうまいと歌がガラッと変わってきますから、こうご期待!
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